認定看護師を目指したきっかけを教えて下さい。

私は、臨床経験を重ねていく中で、この分野は看護技術の差が大きく影響することを痛感し、スタッフ全員が同じ看護技術を提供できるようにならないかと思うようになりました。その為には、まず私自身が専門的に学び、看護技術と知識を深め、指導できるスキルを獲得する必要があると思ったのがきっかけでした。

主な活動を教えて下さい。

私の専門領域は、皮膚・排泄ケア認定看護師の分野は、褥瘡（床ずれ）などの創傷ケアとストーマケア、失禁ケアの３つであり、全てに共通してベースになっているのがスキンケアです。このスキンケアを中心に専門的な知識や技術をあらゆる看護現場で活かしていくことが私の役割です。

主な活動内容は、褥瘡管理者として専従業務を行うことで、入院中に褥瘡を保有している方へケアの介入と評価を行っています。また、褥瘡がない方でも褥瘡発生の危険因子があれば、予防対策がきちんと実施されているかどうかなど日々確認しています。これらの管理を継続する為には、現場の看護師の協力も必要ですので計画的な研修も行っています。また、退院後の管理も看護外来を通して行っています。

今後の目標を教えて下さい。

褥瘡や創傷、ストーマ管理は入院中だけの関わりだけでは解決できない場合も多くあります。退院後の在宅訪問や施設訪問などを通して、継続した看護技術の提供をし、更なる地域連携の強化につなげられたらと思っています。