その人らしい生活を支えていけるよう、
ケアの質向上に努める
ー 皮膚・排泄ケア認定看護師

認定看護師を目指したきっかけを教えて下さい。

以前から外科領域の看護師として経験を積む中で、ストーマや瘻孔に対するケアに興味を持っていました。その中で、もっと専門的な知識を身につけたい、看護師が提供するケアの質を統一し、患者に良いケアを提供したいという気持ちが強くなり、皮膚・排泄ケア認定看護師を目指しました。

主な活動を教えて下さい。

患者やご家族により良い看護を提供できるよう、認定看護師としての専門性を発揮しながら「実践・指導・相談」を果たし、看護の質の向上に努めています。褥瘡専任看護師として、院内の褥瘡予防対策や褥瘡回診を実施しています。また、ストーマ造設者へのケアの相談や、オムツフィッターとして院内のオムツケアの質の向上、業務改善を目指して活動をしています。所属の病棟でも2021年、褥瘡発生率の低減を目標にQI活動を行い、院内で上位の成績の3位を収めることができました。スタッフ一丸となって取り組んだ結果が、患者の為だけでなく、経験の浅いスタッフの自信にもつながり、とてもやりがいを感じました。

今後の目標を教えて下さい。

今後はストーマ造設者のケアに対し、入院前から退院後まで継続的に関わりを持ち、ストーマがあってもその人らしい生活を支えていけるよう活動するのが目標です。将来的には、今よりも広い視点で患者へのケアが提供出来るよう、特定看護師の資格取得を目指しています。

認定を取得する事を考えている看護師の方へのメッセージをお願いします。

皮膚・排泄ケアの領域は、看護の質の高さに直結する分野です。また、自分の強みを生かして活動できる事にとてもやりがいを感じています。認定看護師になって良かったと感じています。